3Dデータの全社活用支援

製造業を取り巻く環境はますます不確実に

日本の、とりわけ製造業を取り巻く環境は大きな波に揺られ、今後ますますその傾向が顕著になることが予想されます。米中の軋轢、災害や天候不順、コロナウィルスによる経済の減速、さらにロシアによるウクライナ侵攻。様々な要因が未来への見通しを困難にしています。

このような情勢の中、日本の主力産業である製造業は、グローバル市場で競争する中で、製品そのものの複雑化に少子高齢化・熟練技術者の減少も相まって、その競争力の維持・強化に先進デジタル技術を活用した変革が強く求められています。

経済産業省が公表した2020年版『ものづくり白書』によれば、設計を完全に3Dのみで行っている企業は17.0%、2Dとの併用を含めると60%を上回り、3D CADの導入は、すでに半数よりも多くなっています。3D設計は、今後急速に主流となっていくでしょう。

しかし、3Dの設計データがあったとしても、設計以降の後工程でそのデータが活用できていないケースが多数です。3Dデータの活用の幅を広げるには、どこから始めればよいでしょう。

 

はじめの一歩は3D設計データのマニュアル活用

3Dデータを全社横断的に活用してビジネスを改革する!これは壮大なDX戦略です。

この取り組みのひとつとして、まずはマニュアルへの活用からその一歩を踏み出すことをご検討ください。すでに存在する3D設計データを使えば、驚くほど簡単にマニュアルを作成でき、高い効果が期待できます。

従来のマニュアルは、文字を主体に図表を組み合わせて情報を伝達するものでした。当社のようなマニュアル制作会社は、これを専門のテクニカルライターとテクニカルイラストレーターが特殊な技法を駆使して制作します(ディレクターやDTPオペレーターなど、その他にも多数のスタッフが関与します)。

しかし、マニュアル制作を専門会社にアウトソースせずに、自社の設計担当者が担当している現場も、特に中小規模の企業では、多くあります。「一番詳しいお前がやれ」ということですが、これは非常に負荷がかかる業務です。 3Dデータには、この負担を大きく軽減し、ユーザビリティを向上し、企業の信頼を高める大きな力があります。

 

3D設計データでマニュアルはどう変わる?

3D設計データの利用は、イラストの作成業務で威力を発揮します。

従来のイラスト作成は、手作業による図面からの作図や実機写真のトレースといった高度な専門技能を必要とし、多くの場合は専門の業者に委託して行ってきました。イラスト作成自体に膨大な工数が必要で、依頼側には実機の手配や管理工数も必要です。

さらに仕様変更が発生すれば、そのたびに費用が加算されていきます。 3D設計データを利用すれば、3D空間で製品を表示し、それを簡単にイラストに書き出すことができます。網掛けや着色、立体図や断面図の作成、アセンブリの展開図を作成することも容易で、線画に書き出せば、従来と同様に編集もできます。

もっと劇的にマニュアルを変える要素は、動画化です。3D設計データがあれば、複雑な構造や組み立て手順を直感的に分かりやく説明するアニメーションを作成でき、しかも、大量に作成していたイラストは不要になります。設計データからマニュアルに必要な情報のみを抜き出し、軽量化し、画面で動くようにすれば、マニュアルの読み手は自分で製品を拡大、縮小、回転し、自分が知りたい情報を素早く手に入れることができます。

実機を準備する必要がないことも大きなメリットであり、実機があったとしても、非常に奥まった部分や小さな加工部などの説明には特に有用です。グローバル展開する製品の場合、翻訳する量が減ることも魅力です。さらに、実際に撮影した動画と組み合わせることで、熟練工の動きやコツを映像や音で伝えることができるため、技術伝承の問題にもアプローチできます。

3D設計データの活用をぜひ検討してみてください。効果は制作工数の削減だけではありません。3Dを活用したマニュアルは、従来の紙マニュアルに比べて格段に理解し易いコンテンツであり、作業時間の短縮、技術伝承、製品やサービス品質の均質化などに大きな威力を発揮します。

 

 

マニュアルを「3D Webマニュアル」として配信する

アニメーションや3Dデータをふんだんに使ったマニュアルを作成したなら、それをWeb上で配信し、PCでもスマホでもタブレットでも、「いつでも・どこでも・誰でも」閲覧できるようにしてみましょう。

データ軽量化技術の発展と5Gなどの高速通信環境の普及により、「マニュアルを画面で見る」時代はすでに到来しています。

大量の文章で説明されていた手順を、3Dで理解できる。動画ならスピードを遅くしたり、特定の部分をループ再生したりして、じっくりと確認できる。3Dデータなら、製品を画面上でサクサクと操作して、あらゆるアングルで見たり、部品を取り外したり透過したりして内部を確認することもできる。Web化されたマニュアルは、他のシステムやホームページと接続できる。

マニュアルの作り手は、従来よりも簡単に高品質のマニュアルを作成・配信し、付加価値を付けられます。 マニュアルの読み手は、従来よりも使いやすく、分かりやすいマニュアルで作業でき、不明点を問い合わせるストレスから開放されます。

 

「3D設計データ」という資産のさらなる活用

3Dデータは、会社の大切な資産です。3Dデータを活用したいけど、活用の仕方が分からない!そんな場合は、まずはマニュアルへの活用からということを述べてきました。これは、世の中の変化に歩調を合わせて会社を強くするDX戦略の一歩です。組立マニュアルなどの製造向け資料、保守マニュアルなどのサービス向け資料、操作マニュアルなどのユーザー向け資料、新入社員・外国人社員の教育用資料などにも活用の幅は広がります。

ご検討の際は、お気軽にお声掛けください。豊富な経験を持った当社のスタッフが貴社の事情をヒアリングして、貴社の実情にマッチしたマニュアル作りをお手伝いします。

また、3D設計データが保持するBOM(部品表)情報を活用して、製品を画面上で分解しながら部品を特定できるパーツカタログや、サービスパーツの販売ツールなどのコンテンツに展開することもできます。

3Dデータの活用によって実現できるパーツビジネスの考え方については、こちらもご覧ください。

 

  

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